消えた年金問題 あなたの年金はもう消えている

国民新党緊急年金問題討論会の模様

国民新党緊急年金問題討論会


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社会保障制度の充実こそ年金問題解決の基礎だ!

◆公的責任をないがしろにする“官から民へ”の流れ

谷澤 政治家の先生方にお願いしたいのは、この社保庁の問題に関して、私は全てを明らかにして欲しい。全てを明らかにして、どこが悪いのかということが分からなければ改革のしようがない。問題点も明らかにしないで、改革します改革しますといっても、国民はだれも信用しません。

亀井久 おっしゃるとおりです。実情がどうなっているのか、徹底的に国民の前に明らかにすることが大事ですね。

亀井静 厚生大臣だった菅さんの責任を問う声もありますが、やはり歴代の社保庁長官の責任は大きいし、先生がおっしゃるように何時の時点でこの問題が始まったのか、システムの欠陥を剔抉していかないとだめです。

谷澤 もう一つは、何年にいくらお金が集まり、そのお金を何にいくら使ったのかという収支明細書、民間の会社で言えば、貸借対照表、これを出してもらわないと困ります。これが出れば、社保庁が如何に出鱈目をやってきたか一目瞭然です。

亀井久 小泉内閣から続いていることですが、官から民へ、何でも民間にまかせれば上手くいくという考え方は間違っている。公的な責任というものがある。民間に委ねるべきところは委ねてもいいですが、それはあくまで公的な責任をもってチェックできる機能をもってなければ、コムスンの問題と同じになる。耐震偽装の問題でもそうです。そこの認識が欠落してしまっている。国会による調査もますますやりにくくなります。

谷澤 民間に任せれば、個人情報保護の問題も絡めてきて、ますます回答しなくなります。調査できなくなります。いまだから、社保庁に対しては、国政調査権を発動できますが、全て民間に委ねれば、そういう恐れもあります。

亀井静 そうです。ますます改革は遠のきますよ。

亀井久 第三者委員会という話も出ていますね。厚生労働省には社会保険審査会というのがあります。これはもともとこういうことをきちんと調査をしなければならない機関ですが、全然機能していません。

谷澤 私は、再審査請求をやっております。審査員が40分間もしょうもない関係のない質問をしたり、社保庁の担当者が嘘ばかり言うものですから、私にも質問させてくれと言いました。一応プロですから。ところが、「谷澤さん、5分なら認めます」と言うわけです。私は「あんたは40分もやっているのに、なんで私は5分ですか?」と言って、せめて15分やらせてくれと要求しましたが、たくさん聴聞が入っているから絶対駄目だというわけです。わざわざ奈良から出てきたのは下らない質問を聞くためではないと食い下がってみましたが結局認められませんでした。裁判を起こすことを宣言して帰ってきました。審査会といっても、実態はそういうもので、社保庁も回し物ですよ。

亀井久 今度の第三者委員会だって、どこまで機能するのか疑問ですよ。

谷澤 第三者委員会で判断するにも、基準がない。判断しようがない。しかも年金のことをやっていない弁護士さんや税理士さんを入れると言っているわけです。

司会 民間に委託することで、国民には知らされない。情報が開示されないことになるということですね。

谷澤 そう思います。そのまましぼんでしまいます。安倍首相が言われている改革、改革というのは、いまの問題に蓋をしようということであり、新しいことを言って目先を変えようとするものです。ほんとうに改革をしようとするのなら、まずいまの間違いを絶対糺さなければならない。それはとことん糾明しなければならないと思います。

◆生活に困っている人は全部救済するのが政治の役割だ!

司会 今回の参院選に向けて安倍内閣としては来年の夏までに1年間かけて消えた年金問題に対応していくとおっしゃってます。3年前の参議院選挙でも、小泉・安倍内閣は、年金は今後百年大丈夫だと言っていたにもかかわらず、どうしてこういうことになってしまったのか?

谷澤 3年前に、百年は安心だと言ったことが、たった3年でこのざまですよ。ですから百年安心ですよ、というのはまず嘘だったということです。安倍首相は、1年間できちんと解明して、新しい年金制度を作るとおっしゃっていますが、私は正直に申し上げて嘘だと思ってます。できるわけがない。5000万件調査するのに、1日14万件くらい調査しなければならない。回答を出さなければならない。できるわけがない。そのほかに、コンピューター化した際の積み残し分1400万件、さらに船員保険?で36万件もある。それから、みなさん忘れておられますが、私のように未納扱いをされている人がどれくらいいるのか分からない。ですから、安倍首相が言われるような形でできるわけがない。しかも、電話相談といっても、18歳から63歳までの素人を集めて、即席の訓練で対応しようというわけです。これでまともな回答ができますか。安倍首相がほんとうにできると思っておられるのなら、それは社保庁に上手に操られていると思います。

司会 亀井代表代行はいかがでしょうか?

亀井静 いま、一番大事なことは、年金をあてにして将来の生活への不安を抱えている国民がたくさんいるということです。たとえば生活保護というのは掛け金がなくても受給できます。ですから、基礎年金は税金でまかなうということも考えるべきだ。生活に困っている人たちは、掛け金を払ってようが払っていまいが関係なく救済する。それでは、不公平ではないかという意見もありましょうが、いまさら、払った、払わないという精査をしたところで何になりますか?私は、年金と介護を一体にした新しい制度を作り、生活に困っている人は全部救済することが大事だと思う。それが政治の役目です。

谷澤 先生、私は逆説的なやり方かもしれませんが、審査請求をいまみんなに呼びかけています。2万人の人がそれをやれば、裁判所も社保庁もパンクします。そうすれば、安倍首相も考え直すのではないかと思います。

亀井静 社保庁は、保険料を集める、それを運用する、そして給付する、そのための記録をちゃんと残す、それだけの仕事をやっておればいいわけです。ところが何にもしていない。時効廃止特例法案なんていうのも、おかしな話です。受給開始を通知しない社保庁の責任、怠慢が問題でしょう。

谷澤 もう既に時効になっているといわれる1156万件について、社保庁がネコババしているという問題もある。

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