国民新党 - The People's New Party
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コラム
ファンドのための政治は間違いだ
もはや小手先の対応では埒があかない
焦るほどに民心離れる政権かな
罪を憎んで人を憎まず
もはや「右」にスライスしすぎてOBだ
麻疹(はしか)よりも怖い「数の暴力」
安倍君の「修学旅行」
いつまで続けるのか「ポーズの政治」
誰のための国民投票法なのか
低投票率を憂える
参院選の前哨戦が始まった
正直者は馬鹿を見るのか
国会への冒涜に断固抗議せよ
達観することも宰相の資質
拉致問題を政争の具として使うなかれ
これでは地域間格差は拡がる一方だ
国民を愚弄するなかれ
さぁ、投票に行こう
これが「美しい国」の精神か
さあ、6年間の総括だ
除夜の鐘を聞きながら
わが国にも「振り子」が必要だ
支持率低下は自然の摂理
流行語から見える「国民の願い」
これではまるで北朝鮮だ
なぜ「野党共闘」なのか
青少年に「やらせ」を教えるのか
衣の下の鎧が見えてきた
学校は社会を映し出す鏡なり
神様、仏様、池田様
窮鼠が猫を噛む恐れあり
片肺飛行を終わらせることこそ急務
新総理は「しっかり」がお好き
小泉政治とは何だったのか
無責任きわまるキツネの逃亡
無関心ではいられない「小泉劇団の出来レース」
倹約だけでは実現されない財政再建
遠くの惑星より近くの郵便局
ホップからステップの2年目へ
見きわめなければならない首相の靖国参拝
たかが参議院、されど参議院
郵政民営化と地方の悲鳴
見えてきた「小泉マジック」
ラクダに乗っている間に
政権末期現象が鮮明になってきた
浮かれて踊った小泉首相
手土産の中身は「国民の健康」
格差問題を考える
サムライ・ブルーの次なる戦いに期待する
今も残る「サムライ魂」
将来の「もしも」に備えよ
『ローマの休日』と小泉政治
消え行く「母の日」「父の日」
名誉かつ困惑したラブコール
潮目の変化を読みとれる千葉補選
教育基本法改正を「政治の道具」にするなかれ

もはや「右」にスライスしすぎてOBだ

野球の始球式を見たかぎり、安倍首相は決してスポーツ万能には思えない。だが、安倍首相もゴルフを嗜むそうで、先日も夫人と楽しんだ。スコアは100程度というから、並みの腕前だろう。上手くても下手でも、スポーツは健康の増進につながるし、気分の転換にも資する。「国民の多くが不況で苦しんでいるのに…」「警備などにかかるコストは膨大だ」といった批判もあり、かつては「在任中はゴルフをしない」と宣言した首相もいた。しかし、時おりのゴルフは、決して悪いことではあるまい▲われわれが想像するに、安倍首相の打つボールは思いっきり「右」にスライスするのではないだろうか。少なくともフェアウェイをキープしないのではないか。このような見方をされることを想定してか、安倍首相はその後の大学の同窓会で、「ティーショットが右に飛んだら、『やっぱり安倍さんだ』といわれそうだった」と会場を笑わせたという。しかし、ゴルフのボールが右に飛ぼうが左に飛ぼうが、それはどうでもいい。問題は安倍内閣が打ち出す政策が、「右」に大きくスライスしていることだ▲先週の木曜日、安倍首相は集団的自衛権についての懇談会を発足させた。安倍首相の冒頭挨拶、さらには委員の面々を見れば、「結論ありき」であることは間違いない。日米関係を強化するため、いやブッシュ大統領から褒めてもらいたいため、何としてでも、わが国を米国と「運命共同体」にしたいようだ。懇談会の報告が出されれば、安倍内閣はたちまちこれまでの憲法解釈を変更するだろう。しかし、憲法を変えずに集団的自衛権の行使を可能にするとは、およそ法治国家ではない。これまでの憲法解釈は、いったい何だったのか▲そういえば、安倍首相はわが国の核武装を提唱した閣僚や党幹部たちを、そのまま見逃している。歴史問題などをめぐっても、まさに「右」のスタンスだ。安倍首相が憲法を改正したい目的が、第9条そのものにあることも明らかだ。このような右傾化の言動が顕著になれば、かつてならば国会審議は間違いなく紛糾していた。それどころか、自民党の中からでさえ、異議や批判が噴出した。だが、安倍首相が舵を思いっきり「右」に切りつつあるのに、自民党も国会も実に静かだ。国民がよくよく考え、納得しているのであれば、まだいい。だが、単に勢いに任せ、ドンドン「右」に進むことは危険すぎないか。ゴルフでいえば、安倍首相の放ったボールはすでに大きく右に逸れ、隣のフェアウェイに向かっている。

(平成19年5月23日)





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